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2010年6月10日

弊社取締役芦谷公稔、紫綬褒章受章

このたび、弊社取締役芦谷公稔が平成22年春の褒章にて紫綬褒章を受章しましたのでお知らせいたします。なお、伝達式は平成22年5月14日(金)11時から如水会館(東京都千代田区)において行われました。

【受章功績】
早期地震警報のための地震諸元推定方法の開発

【受章者】
芦谷公稔(50才)
・財団法人鉄道総合技術研究所 研究開発推進室計画課長
・株式会社ANET 取締役技術部長

弊社取締役芦谷公稔、紫綬褒章受章

【受章功績の詳細】
地震発生後、大きく揺れだす前に的確な警報を発することができれば、より早く防災行動をとることが可能となり地震被害を軽減することが期待できます。そのためには、1つの地震計が検知した地震波の初期微動(P波)数秒間のデータのみで地震諸元(震源位置・地震規模・発生時刻)を推定する技術が不可欠となります。
従来、早期検知での地震諸元推定方法は、P波の初動数秒間の卓越周期から地震規模(マグニチュード)を推定し、その地震規模とP波初動部の最大振幅の関係から震央距離を推定するものでした。しかしこの方法には、マグニチュード8クラス以上の大地震に対しては推定精度が落ちるなどの技術的限界がありました。
このたび受章対象となった研究成果は、新たに地震波のP波の形状を分析し、初動部1〜2秒間の振幅の変化率等から震央距離と震央方位を推定し、その後初動部の最大振幅に応じてマグニチュードを推定する方法です。この方法により、中小地震から大地震までその諸元を精度よく推定することが可能となりました。
この技術は新幹線の早期地震警報システムにおいて実用化されるとともに、気象庁の「緊急地震速報」にも採用されました。そして、日本の鉄道はじめ様々な分野の地震防災に大いに貢献しています。

【参考文献】
芦谷公稔, 特集:自然災害に備える「緊急地震速報システムの普及を図る」, Railway Research Review, Vol.65, No.12, pp.32-35 (2008)

【関連特許】
特許第3695579号「震央距離及びマグニチュード推定方法とそのための装置」

【受章者コメント】
まだまだ若輩者の私が栄誉ある紫綬褒章を受章することとなり、恐縮しつつも大変うれしく思っております。
私が携わっています、地震時に大きく揺れだす前に警報を出す(揺れを予測する)ための技術分野はいまだ発展途上にあり、今後とも多くの研究開発成果が期待されますが、今回の栄誉によりこの分野に光を当てていただいたことで、研究開発に携わる多くの方々の励みになるのではないかと思われます。その意味でも大変ありがたく思っております。
私の業績は当然のことながら私一人でなしえるものではなく、多くの先輩、同僚、後輩および関係する機関の共同研究者の方々と協力して研究開発してきた賜物です。関係者の皆様に心より感謝し、御礼申し上げます。
今回の受章を契機にさらなる精進を重ね、関係する技術分野の発展のために尽力してまいる所存ですので、今後とも皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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